〇子曰く。徳は孤ならず。必ず鄰有り。

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　先生が言ったこと。

　正しい事を人をしている人は、ひとりぼっちでは、ありません。

　必ず、どこかに、仲間がいます。

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〇厩焚けたり。子、朝より退く。

　曰く、人を傷えるか、と。馬を問わず。

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　先生の屋敷の馬小屋が火事になり、焼け落ちてしまったときのこと。

　仕事場から大急ぎで戻ってきた先生が、最初に尋ねたのは、

　けが人は、いなかったか、ということばかり。

　損害の大きさについては、まったくたずねなかった。

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〇子曰く。君子は争う所無し。

　必ずや射か。

　揖譲して升下し、而して飲ましむ。

　その争いや君子なり。

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　先生が言ったこと。

　立派な人は、つまらない競争はしません。

　もし、するとしても、それは、スポーツとかの話。

　ルールを守って戦い、負けた方がおごるとか…。

　そんな戦いなら、いいでしょう。

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　　　　                         ©竹内貴久雄

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