逆井という地名の由来について、逆井中学校のホームページに次のような記載があります。
逆井という地名は2つの説がある。
一、小金原の逆井の水がよく湧いて有名だった。八代将軍吉宗は狩りに来て、不動様の水がまるで逆さにしたように勢いよく出ていたので、逆井と名付けた。
二、江戸時代に利根川の布施の堤が流され、水がこの地域まで逆流してきたので、逆井と名付けた。
どちらも「なるほどね」とうなづく説ですが、わたしは吉宗説のほうにロマンを感じますね。
ここにある不動様とは、新逆井の逆井南公園の一角に静かに佇んでいる不動堂のことでしょう。かつて、この地は水が豊富でその水が南増尾から藤心に至る田畑を潤していたそうです。
また、吉宗は享保年間に2回御鹿狩で小金牧を訪れた記録があり、この際の御座所となった松戸市の五香公園には、御立場跡の
碑があります。
五香公園から不動堂までは、直線距離で2km強。吉宗は馬を走らせ、不動堂に訪れたのでしょう。そしてマツケンサンバを踊り歌ったのかもしれません。
逆井の地名の由来、読んでいて面白いですね。もっと続きをお願いします。